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ジョアン・ペドロ

Name ジョアン・ペドロ(João Pedro)
Date of birth 2001年9月26日
Place of birth f:id:youngfootball:20181224133032p:plain ブラジル( f:id:youngfootball:20181224133032p:plain リベイラン・プレト)
Height 182cm
Position CF 
Current club フルミネンセ → ワトフォード 

名だたるレジェンドを上回るペースでゴールを量産するブラジルの超新星

プレー動画          

経歴             

■ 2001-2012年(幼年期~フルミネンセ)

ブラジル・サンパウロ州の都市であるリベイラン・プレトに生まれた彼は、5歳の頃よりボタフォゴFRの下部組織でキャリアをスタートさせているが、ジュニアクラスは7歳以上の子供が対象のため、彼はわずか5歳ながら年上の少年たちに混じってのプレーであったという。ボタフォゴには約2年間在籍していたが、当時、彼の祖母が手術を受けることもあり、彼を練習場に連れて行く人がいなかったことで、ボタフォゴからの退団をせざるを得ない状況となっていた。こうしたことから移動の負担を伴わない地元のリベイラン・プレトでのプレーとなるが、1年後のチリ中部のバルパライソで行われたトーナメントへの参加がきっかけとなり、フルミネンセのスカウトの目に留まると、再びリオ・デ・ジャネイロでサッカーをすることになっている。

■ 2012-2018年(フルミネンセ)

フルミネンセと正式契約を交わした彼だが、物事はそう容易ではなかった。母親はリベライン・プレトからリオ・デ・ジャネイロでの職を充てがわれるも、彼らに用意された住まいは移動が困難な山岳地帯であり、辛い移動などが彼のコンディション面に悪い影響を与えていたため、母親は彼をサポートするために職に集中できないなど家庭は困難を極めていた。こうした現実に対して、彼をフルミネンセに招待した実業家は助けを施すこともなく、母親はフルミネンセからの支援金であった300ドルが尽きたことを期に別のディレクターであるマルセロ・テイシェイラに相談を持ちかけたという。マルセロ・テイシェイラによって新しい契約が交わされ、別の担当者になったことでようやくサッカーに集中できる環境が整っていった。財政的な問題が解消に近づいても、彼の成長度(身体的な)はやや遅れていたため、出遅れた時期もあったが、とある3試合で10得点を決めると全ての問題がようやく解消されたと安堵した。そこからの成長は目まぐるしく、2018年シーズンにはフルミネンセU-17として31得点の驚異的な活躍を残すと、フルミネンセの下部組織において将来有望な選手の一人として数えられるようになった。

この活躍もあり、欧州のクラブからの関心を集めた彼は、2018年9月よりイングランドのワトフォードとの交渉が行なわれ、その1ヶ月後に移籍に関して合意。ワトフォードへは2020年1月からの加入予定となるため、約1年間はフルミネンセでのプレーを続けることになっている。

■ 2019年(フルミネンセ)

ワトフォードに移籍することが決まった中、2019年シーズンよりフルミネンセのトップチームに帯同した彼は、2019年1月19日のカンピオナート・カリオカ、ボルタ・レドンダ戦でトップデビューを飾る。2019年5月19日にはカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部リーグ)でのデビュー2戦目となったクルゼイロ戦には2得点を決める活躍を残すと、その5日後のコパ・スダメリカーナ アトレチコ・ナシオナル(コロンビア)を相手には前半45分でハットトリックを記録するなど、トップデビューからの4ヶ月における10試合7得点は、ブラジルの名だたるレジェンドらを上回るペースとして大きな話題となった。

代表歴            

意外なことにブラジル世代別代表としてのプレー歴はない。これから招集され始めることだろう。

移籍の噂           

ここ数年、経営難に陥っているフルミネンセを助けるべく、ワトフォードへの移籍を決断した彼は、250万ユーロが最初の移籍金として合意。ただ、後のオプションや功績によって最大1000万ユーロに伸びる見通しとなっている。契約期間は明かされていないが、契約には将来的な移籍金の10%を手にする権利をフルミネンセが得ているなど育ちのクラブに貢献する様は、同じくフルミネンセからワトフォードに加入したリシャルリソンを思い起こさせるだろう。

プレースタイル        

ブラジル人らしさのある足下のスキルに長けており、ウィングに近いポジションからの仕掛けも得意とするモダンなストライカーだ。裏への抜け出しの技術、エリア内での駆け引きの上手さなどボックス内での強さを兼ね備え、ゴール前での勝負強さは一流のプレーヤーになることを既に思わせている。17歳とは思えないその堂々たる活躍には今後も目を離すべきではないだろう。