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ハン・ウルタード

Name ハン・ウルタード(Jan Hurtado)
Date of birth 2000年3月5日
Place of birth f:id:youngfootball:20190102164105p:plain ベネズエラ( f:id:youngfootball:20190102164105p:plain エル・カントン)
Height 183cm
Position CF 
Current club ヒムナシア 

怪物級の強さ兼ね備えるベネズエラのホープ 

プレー動画          

経歴             

■ 2000-2017年(幼年期~デポルティーボ・タチラ)

ベネズエラ・バリナス州のエル・カントンに生まれた彼は、国内リーグで8度の優勝を誇るベネズエラ屈指の名門、デポルティーボ・タチラの下部組織で育てられた逸材だ。サン・クリストバルに移り住み、プロを目指すべく環境を整えた彼だったが2014年に脛骨と肋骨の怪我を負っている。しかし、この怪我を乗り越え神に感謝の言葉を捧げた彼は、翌年にU-16リーグで得点王と輝くなど目覚ましい活躍を残していた。その後、デポルティーボ・タチラU18でもプレーをするようになった彼は、2016年7月13日に行なわれたコパ・ベネズエラのレアル・フロンテラ戦でわずか16歳ながらトップデビューを飾ると、同試合でプロ初ゴールも記録しており、デポルティーボ・タチラの歴史上でデビュー戦でゴールを挙げた最年少の選手として名前を刻んでいる。2016年7月31日のトルネオ・クラウスーラ(ベネズエラ1部後期)第6節のモナガスSC戦でリーグデビューも飾ると、4日後のデポルティーボ・ペタレ戦ではリーグでの初ゴールも記録し、デビューイヤーはリーグ戦12試合に出場し2得点2アシストの成績を収めている。

そんな16歳でトップデビューを果たすなど、クラブの未来を担う存在として大きな期待を持たれていた彼だが、思わぬ形でチームを去らなければならなかったという。2017年10月にデポルティーボ・タチラとの契約が切れることに対して、延長の交渉に臨んでいたが家族によれば適切ではない内容だったようで、契約延長に応じずクラブとの関係性が破綻することとなった(クラブとしては2018年12月まで権利を残していると主張しており、裁判沙汰になるなど泥沼状態となっている)。この出来事によって2016-17シーズンは干されるようにして出場機会が減少し、5試合のみの出場に留まった。そして正式にデポルティーボ・タチラを退団することを表明し、フリートランスファーの身となっている。

■ 2018-2019年(ヒムナシア)

こうした彼の権利を主張するデポルティーボ・タチラを遮るようにして、2018年8月にアルゼンチンのクラブ・デ・ヒムナシア・イ・エスグリマ・ラ・プラタ(通称:ヒムナシア)との3年契約に合意。2018年12月まではデポルティーボ・タチラが権利を持っているとされるも、クラブが給料を支払い続けているわけでもなかったため、ヒムナシアの選手として認められると2018年9月16日のプリメーラ・ディビシオン(アルゼンチン1部)第5節 CAパトロナート戦でデビューを飾っている。長らく公式戦に出場していなかったため、試合感は当初鈍っていたもの徐々にコンディションを整えつつあり、年が明けた2019年からは充実した時を過ごしている。

代表歴            

2017年にベネズエラU17として臨んだU-17南米選手権では、 5位で終えるもチーム最多となる3得点を挙げている。U-17南米選手権を終えた後は、ベネズエラU20に招集を受けており、2017年U-20ワールドカップではグループリーグのバヌアツU20戦で得点を決めるなど、出場機会は限られつつ準優勝という大躍進を経験することとなった。2019年3月にはアルゼンチンA代表との親善試合にてベネズエラA代表に初招集、後半44分からの出場となるも念願のフル代表デビューを飾っている。

移籍の噂           

デポルティーボ・タチラとの契約のイザコザはあるも、その才能は既に欧州のクラブからの関心を集めており、具体的にニューカッスル、オリンピック・マルセイユ、ベティス、セビージャ、ボカ・ジュニアーズの名前が挙がっている。ヒムナシアとの契約期間は2021年6月末までとなっているが、欧州への憧れは隠せず2019年夏での移籍も視野に入っているはずだ。

プレースタイル        

El tanque(タンク) とも呼ばれているように、183cmの身長ながら非常に物理的な強さを持ったセンターフォワードであり、さらには技術的な上手さも兼ね備えるなど万能なアタッカーとしての評価が高い。9番のポジションが適切であると語る一方、ウィンガーとしてプレーするときも気持ちが乗るそうだ。その風貌から同国のサロモン・ロンドンにも例えられるなどベネズエラの新時代を担う選手への成長が望まれている。