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英紙ガーディアンに選出された若手は何処へ~2014年編~

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突然ですが、皆さんはメディアに度々取り上げられる「○○誌が選出!これから注目すべき若手トップ○○」のような記事を目にしたことはあるでしょうか。単発的な記事としては様々なメディア上で行われていますが、毎年行われているもので代表的なものと言えば、IBWMが実施している「逸材100人企画」、英紙ガーディアンの「Next Generation」、最近ではガーディアンの企画と被っているGoal.comが選出している「NxGn」などでしょうか。

そんな若手ピックアップ企画ですが、実際どれぐらいの精度で先見の明があるのでしょうか。気になりません?この企画はそんな期待の若手として紹介された選手たちの今を追った内容となっております。

判定基準は私となりますが、文句なしのステップアップをしている選手を「◎」、一般的に成功の部類に入るであろう選手を「○」、まだ可能性がありそうな選手を「△」、もう大成の可能性が低いと見定めた選手を「×」と判断させていただいております。

今回はイギリスの有名紙であるガーディアンが2014年に選出した「Next Generation 2014」の40人の今を追っております。ガーディアンはここでは1997年生まれに限って40人を選出しておりまして、当時で言うと17歳~18歳、現在の年齢では20歳~21歳になっている選手です。実際まだ21歳じゃないか!という声もありそうですが、現時点での評価としてご覧くださいませ。追々登場しますが、当時この特集に日本の坂井大将が選出されたことで大きな話題を生んでおります。それでは、どうぞ。

英紙ガーディアンが選出「Next Generation 2014(世界編)」

※ここでの番号は国籍のアルファベット順となります。

1. グイド・バダラ(アルゼンチン)判定【×】

2014年:ボカ・ジュニアーズⅡ → 2018年:ウニベルシダ・コンセプシオン(ローン)

一時はユヴェントスにレンタル加入するもパッとせず、またボカでのトップデビューをすることもなく、2018年はチリのクラブでレンタル移籍中。保有権はボカ。

 

2. ダニエル・ダ・シルバ(オーストラリア)判定【×】

2014年:パース・グローリーFC → 2018年:シドニーFC(ローン)

2015年からオランダのローダJCにレンタル加入するも、現在はAリーグでプレー中。保有権はセントラル・コーストが持っており、2018年はシドニーFCへレンタル中。Aリーグでは一定の評価を得ている。

 

3. ユーリ・ティールマンス(ベルギー)判定【◎】

2014年:アンデルレヒト → 2018年:ASモナコ

アンデルレヒトの神童である彼はその後も評価を高めており、2017年よりASモナコに2500万ユーロで移籍。成功と言えるだろう。

 

4. マウコム(ブラジル)判定【○】

2014年:コリンチャンス → 2018年:FCバルセロナ

その後ボルドーにて欧州進出をした彼は結果を残し、2018年よりバルセロナへ移籍金4100万ユーロで加入。

 

5. ジェルソン(ブラジル)判定【○】

2014年:フルミネンセ → 2018年:フィオレンティーナ(ローン)

フルミネンセで評価を高めた彼は、2016年にASローマへ移籍金1600万ユーロで加入。ローマでは出場機会を増やすも際立ったものとはなっていない。2018年はフィオレンティーナにレンタル加入。

 

6. ボジダル・カラエフ(ブルガリア)判定【×】

2014年:レフスキ・ソフィア → 2018年:FCミッティラン

その後もレフスキ・ソフィアでプレーをし続け、2017年よりデンマークのミッティランに移籍。

 

7. リー・ジョンイー(中国)判定【×】

2014年:広州恒大 → 2018年:広州恒大リザーブ

現役かどうかも情報はなし。リザーブ所属だけで情報は潰えている。

 

8. アルベイロ・サンチェス(コロンビア)判定【×】

2014年:デポルティボ・カリ → 2018年:オルソマルソSC

目立った活躍はなし。2018年も国内リーグでプレー中

 

9. アンテ・チョリッチ(クロアチア)判定【○】

2014年:ディナモ・ザグレブ → 2018年:ASローマ

当時ザルツブルクからディナモ・ザグレブに戻ったばかりの彼だったが、その後はザグレブで評価を辛抱強く高めていき、2018年より移籍金600万ユーロでローマに加入。

 

10. ニコラ・ヴラシッチ(クロアチア)判定【○】

2014年:ハイドゥク・スプリト → 2018年:CSKAモスクワ(ローン)

ハイドゥク・スプリトで評価を高め2017年に約1080万ユーロの金額でエヴァートンに加入するも、結果は残せず。2018年はCSKAモスクワにローン、攻撃の一角を担う存在として再度評価を上げた。

 

11. ミッケル・ドゥエルン(デンマーク)判定【△】

2014年:FCミッティラン → 2018年:ディナモ・キエフ

その後もミッティランで評価を高め、2018年よりディナモ・キエフに400万ユーロで加入。これからの活躍となりそうだ。

 

12. ドミニク・ソランケ(イングランド)判定【○】

2014年:チェルシー → 2018年:リヴァプールFC

チェルシーからレンタル加入となったフィテッセで結果を残し、リヴァプールへ移籍。イングランド代表に選出されるなど一定の評価は得た。

 

13. ライアン・レドソン(イングランド)判定【×】

2014年:エヴァートン → 2018年:プレストン・ノースエンドFC

結局エヴァートンのトップチームでは1試合のみに出場し、下位リーグを転々としている。2018年はチャンピオンシップでのプレーだ。

 

14. ウスマン・デンベレ(フランス)判定【◎】

2014年:レンヌ → 2018年:FCバルセロナ

紹介された直後にブレイクを果たし、ドルトムントを経て移籍金1億500万ユーロの高額にてバルセロナに加入。

 

15. ジャン・ケビン・オギュスタン(フランス)判定【◎】

2014年:パリ・サンジェルマン → 2018年:RBライプツィヒ

パリ・サンジェルマンを経て、2017年よりRBライプツィヒに加入すると1年目から9得点の活躍。2018年も同様の活躍が期待されている。

 

16. マキシム・ロペス(フランス)判定【○】

2014年:マルセイユ → 2018年:マルセイユ

現在もマルセイユでプレーをしており、一定の評価は得られるまでに成長をしている。

 

17. ベンヤミン・ヘンリヒス(ドイツ)判定【○】

2014年:レヴァークーゼン → 2018年:ASモナコ

その後もレヴァークーゼンで評価を高めた彼は、2018年より移籍金2000万ユーロでASモナコに加入。これからに期待がかかる。

 

18. ベネディクト・ギンバー(ドイツ)判定【×】

2014年:ホッフェンハイム → 2018年:FCインゴルシュタット

ホッフェンハイムのトップチームに定着することが出来ず、レンタルで転々とした後、2018年よりインゴルシュタットに完全移籍。

 

19. ラザロス・ランプル(ギリシャ)判定【×】

2014年:パナシナイコス → 2018年:フォルトゥナ・シッタート(ローン)

いくつかの国内クラブを渡り歩き、2018年からオランダに挑戦。保有権はPAOKテッサロニキが持っている。

 

20. フェデリコ・ボナッツォーリ(イタリア)判定【×】

2014年:インテル → 2018年:パドヴァ(ローン)

サンプドリアへ完全移籍をするも、現在に至るまでレンタル生活が続いている。

 

21. 坂井大将(日本)判定【×】

2014年:大分トリニータ → 2018年:アルビレックス新潟(ローン)

2017年にはベルギー2部のAFCテュビズに加入が決まるもビザが下りず、現在もJ2でプレー中だ。

 

22. エリック・アギーレ(メキシコ)判定【△】

2014年:モレリア → 2018年:CFパチューカ

現在も国内リーグでプレーをしている彼は本田圭佑にその才能を評価されたことや、メキシコ代表へも招集された経歴を持つが欧州進出には至っていない。

 

23. アブドゥルハーク・ヌーリ(オランダ)判定【※】

2014年:アヤックス → 2018年:アヤックス

2016年はヤング・アヤックス年間MVPに選出されるなど期待が大きかったが、2017年に不整脈を発症し意識不明の重体。現役続行が難しい状態になるなど不運に見舞われた。

 

24. ヤーリ・スフールマン(オランダ)判定【×】

2014年:フェイエノールト → 2018年:フェイエノールト

トップチームに昇格もパッとせず、レンタルを経て今季はU-21に逆戻りだ。

 

25. サンデル・スヴェンセン(ノルウェー)判定【△】

2014年:モルデ → 2018年:ハンマルビーFK

モルデで一定の活躍を残しスウェーデンに渡った彼はそこでもまずまずの成績を残している。

 

26. ダヴィド・コフナツキ(ポーランド)判定【○】

2014年:レフ・ポズナン → 2018年:サンプドリア

レフ・ポズナンから2017年に400万ユーロでサンプドリアに加入すると、初年度ながら8得点を挙げる活躍。今季はさらなる成長に期待がかかる。

 

27. ルベン・ネヴェス(ポルトガル)判定【◎】

2014年:FCポルト → 2018年:ウォルヴァーハンプトン

2017年にウォルヴァーハンプトンへ1790万ユーロで加入をすると、1年目から主力に定着し昇格に貢献。2018年もプレミアリーグの台風の目として席巻している。

 

28. クリスティアン・マネア(ルーマニア)判定【×】

2014年:FCヴィトルル → 2018年:CFRクルジュ

特集時点でルーマニア代表であった彼だが、チェルシーへの移籍話が取り出された際に評価を高めるための詐欺疑惑が浮上し問題に。現在も関与していたアポエル・リマソールが保有権を持つもレンタル続きで定着はしていない

 

29. ティムール・ジャマレトディノフ(ロシア)判定【△】

2014年:CSKAモスクワ → 2018年:CSKAモスクワ

2017年にCSKAモスクワのトップチームに昇格するが大きく活躍をしているわけではない。しかしながらチャンピオンズリーグで得点を挙げるなど評価は水面下で上がってきている。

 

30. ルカ・ヨヴィッチ(セルビア)判定【○】

2014年:ツルヴェナ・スヴェズダ → 2018年:フランクフルト(ローン)

2015年にベンフィカで660万ユーロで引き抜かれた彼は、2017年にレンタル移籍をしたフランクフルトでブレイク。9得点を挙げる活躍を残し市場価格を大きく高めた。

 

31. イルファン・ファンディ(シンガポール)判定【×】

2014年:ウニベルシダ・カトリカU-19 → 2018年:ヤング・ライオンズ

シンガポール代表ではあるが、現在も国内リーグに属しており、欧州での成功は叶わなかった。

 

32. ファーギー・ラキー(南アフリカ)判定【×】

2014年:サントスFC・ケープタウン → 2018年:スーパースポーツ・ユナイテッド

2018年も国内リーグでプレーをしている。

 

33. ソ・ジョンヒョン(韓国)判定【×】

2014年:不明 → 2018年:不明

2017年を境に一切の情報はなし。

 

34. アドリアン・マリン(スペイン)判定【△】

2014年:ビジャレアル → 2018年:デポルティーボ・アラベス

2018年もラ・リーガでのプレーではあるが…といった選手か

 

35. フレン・アレジャーノ(スペイン)判定【×】

2014年:FCバルセロナ → 2018年:CDトゥデラーノ

バルセロナでの昇格が叶わなかった彼はその後、アスレティックやオサスナに移るも昇格は叶わず2018年から3部リーグのCDトゥデラーノでのプレーとなっている。

 

36. フェラン・サルサネダス(スペイン)判定【×】

2014年:FCバルセロナ → 2018年:FCバルセロナ

2018年もバルセロナBに所属しており、3部リーグを戦っている。

 

37. エリック・アンデション(スウェーデン)判定【×】

2014年:ランズクルーナBols → 2018年:トレルボルグFF

紹介後、国内の名門マルメFFに引き抜かれるもレンタル生活が続き、レンタル先であったトレルボルグに2017年からは完全加入。

 

38. エネス・ウナル(トルコ)判定【○】

2014年:ブルサスポル → 2018年:バジャドリード(ローン)

当時から神童として有名だった彼はマンチェスター・シティに加入後いくつかのチームに貸し出されトゥウェンテでブレイクしたのをきっかけにビジャレアルに売却。しかし移籍後もレンタルが続き、2018年もバジャドリードにレンタルで加入中だ。結果を残しているだけにやや扱いが不憫に感じる。

 

39. エリック・パルマー=ブラウン(アメリカ)判定【×】

2014年:カンザス・シティ → 2018年:NACブレダ(ローン)

カンザスシティとの契約が満了になった際に、マンチェスター・シティと契約。当然出場機会は得られないため、2018年はNACブレダにレンタルで加入をしている。

 

40. ファン・タイン・ハウ(ベトナム)判定【×】

2014年:ホアンアイン・ザライFC → 2018年:ホアンアイン・ザライFC

当時アーセナルJMGアカデミーに加入をしていた彼だが、その後は国内でもパッとしていない。

最後に いかがでしたでしょうか。当時の選出基準としてはアジアのマーケットへの記事拡散の意味も込められていそうな ややヨイショ気味の内容でしたね。そんなガーディアンですが、判定基準「◎~○」に該当した選手は40人中 13人(32%)となっております。数値が高いか低いかは、分からないところですが、今後の基準として参考値となるでしょう。次回も近い内に…と言いたいところですが基本的にこの手の振り返りは一定期間を経ないと意味がないため、「Next Generation 2015」の振り返りは約1年後となるでしょう。それまで他の選出企画の結果特集をしたいと思いますので、次回以降も宜しくお願い致します。